東京雑記

‐Tokyo Miscellaneous Notes‐

Amazonで世界へ販路拡大

Amazon無在庫ビジネスで稼ぐ?

Amazonせどり、無在庫ビジネス等の言葉が並び、多くのブログにも記述があります。私は、一切のサロンにもメルマガも入っておらず、無知です。

ただ、「せどり」は稼ぐことはできても「儲ける」ことはできないだろう、と直感で思っていました。

【稼ぐ】の意味は、「精出して働く。一心に働く。働いて金を得る。」

【儲ける】の意味は「利益を得る。得をする。」 

「稼ぐ」と「儲ける」の違い

さて、このふたつのワードの辞典的な意味は上記です。つまり、「稼ぐ」には、「働いて」お金を得る意味があり、「儲ける」には利益を得る意味があります。この2つは同じではありません。「せどり」でなぜ儲からないか、というと、時流を読み、リサーチを行い、さらにSEOにも詳しくならなくてはなりません。

売れ筋商品を仕入れても売れない

Amazonでもメルカリでも、今、売れている商品を仕入して、販売しても初心者では、まず売れません。理由はいくつか考えられますが、信用実績がなく、同じ程度の価格ならば、実績のある取引先を選びます。さらに、そこまでたどり着いてくれれば、まだよいです。選択枝のひとつになったら、対応はできますが、まずは広告を使わない限り、SEO的には上位に表示されません。インターネットの世界では、「表示されない」とはイコール「存在しない」ことと同じです。

メーカー仕入は有効?

卸サイトやメーカー仕入を初心者向けに進めているブログがあります。価格や相場観を養うためにいろいろ登録して、見てみることも大事です。さらにお試し程度の意味で、相場を見て、仕入相当金額であれば、いくつか購入してみることも進めます。

これは、大抵、失敗します。そうなんです。いくらインターネットで同じ商品の価値を検索して、売値を判断したとしても、いわゆる仕組まれた売値の場合があります。

仕組まれた売値とは?

仕組まれた売値とは、卸サイトで1個200円のアイテムが、Amazonで1個2000円で売られていました。在庫数はAmazonの場合、簡単にリサーチできるので、調べると数十個しか在庫はない様子です。これを仕入して、Amazonで1500円で売れば、手数料等を引いても、500円~800円の利益がでる。そう考えました。

 

ところが、売れない

ところが、仕入して、Amazonで販売しても売れません。商品がそもそも粗悪品だったこともありますし、Amazonの値段設定がそもそもメーカーに仕組まれた設定でした。彼らは、初心者をターゲットにモノを売りつけ、あとは知らない、という狩人的なビジネスを繰り返しています。

無在庫ビジネスは成立するの?

理論上は成立します。やっていることはドロップシッピングです。ECサイトを開設して、商品を展開します。売れたら、顧客の情報を仕入先に流し、直接、消費者に送ってもらいます。これにより、10%程度は粗利がでます。しかし、まず売れません。SEOで圧倒的にならないと、まず顧客はあなたのサイトを訪れないのです。先ほどの「表示されないサイトは存在しない理論」です。

それでも、稼いでいる人や儲けている人がいる

はい、もちろん、正しく動いた人は稼いでいます。そして、うまく信用取引を掴んだ人は、儲けることもできていると思います。しかし、多くはアカウントを持ち、口座を開いて、仕入れをして、販売をしても売れません。広告を使っても売れません。

何がいつどうやると売れるのか

このことについて考えると、粗悪品を安値で仕入れたり、ライバルがたくさんいるドロップシッピングでは、売ることの難易度が高いことがわかります。ファンがつくような、オリジナル商品をつくり、オリジナルブランドをAmazonなどの流通で販売する。

これが実店舗をもたないネットショップの最適解ではないか、と今は考えています。

実店舗があるなら、即Amazonに出すべし

 逆に実店舗をお持ちの場合は、即AmazonのFABを使わない形で、プライム登録を行って、即流通に情報を出すべきでしょう。店内の在庫管理とAmazonの在庫管理をわける必要がありますので、適時在庫管理は行わないといけないですが、販路を増やすという意味では、プラスしかありません。(それでも、固定のお客がつかないと売れない)

お客様ありきのビジネス

ネットビジネス、せどり、ドロップシッピングでは、オリジナルサイトの信用残高や集客や顧客管理が大事になります。これは、「SEO×時間×宣伝×ブランディング」となります。正直、ドロップシッピングでバンバン売れるブランディングや集客があるなら、アフィリエイターになったら、よいと思います。発送手続きがいらないし、販売元ではないため、直接的にクレームを受けることもありません。

失敗から多くを学ぶ

失敗からは多くを学べます。挑戦しないと失敗はできません。失敗する人は挑戦した人です。多くを学び、改めて、挑戦をし続ければいいのです。

 

《2023.02.08追記》

時勢も代わり、Amazonの価値は、世界の流通マーケットへ販路を拡大できる、ということに変わっていった。ブランディングもできるし、在庫をAmazonに送り、販売の自動化できるシステムは小規模事業者にとっては相当魅力的である。ランニングコストもそれなりにかかるため、定期的に売れる(動く)商品である必要がある。1年に1度売れればよいものはFABにおく必要はない。毎日動く、毎日発送をするのであれば、Amazonは強い味方になってくれる。

 

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