東京雑記

‐Tokyo Miscellaneous Notes‐

『Prince Ice Worl』記憶を滑る

2020年に卒業したPIW。

毎年、応援に顔を出している。

懐かしい衣裳がでてくると、にやにやしてしまう。当時のナンバーやスケーターの記憶が蘇る。まさに歴代のスケーターの記憶を纏い、今のメンバーが滑っている。

 

40年を超える歴史。

金メダリストやオリンピアンとノービスの子どもたちも滑るリンク。

これまでのPIW、これからのPIW。

 

演出家が変わるたびに、

新しいエネルギーが入る。

最初は摩擦もあるだろう、しかし馴染む。

スケートにさまざまな要素をとりこみ、さらにスケートで使えるようにアレンジする。

横の広がりが早く、若い世代はすぐに伝播する。

 

PIWがなければ今のようなアイスショーはなかったかもしれない。歴史にたらればはないが、間違いなく、礎をつくってきたショーだし、荒川さんや本田さんをはじめ、トップスケーターも支えている。スケーターもスタッフも卒業組はたくさんいる。自分たちの古巣は無くしたくないから、応援にいく。

 

人気のショーになってほしい。

人気があることは

嬉しい気持ちのほうが大きい。

 

荒川さんや大輔さん、

MAOショーもYUZショーも、

PIWを見て、それより、

自分はこうする、もっとこうできる。

こんなふうにもできるかも、

海外のショーやダンスやエンタメを

リンクに取り入れて、楽しい世界を魅せてくれてきた。

 

堤さんの善し悪しはあるのだろうが、卒業組としては、そのおかげで多くの人が仕事をすることができている。

 

光だけではなく、その裏にある歴史も

ぜひ大人には観てほしい。

 

今、リンクで輝くスケーターは完全燃焼してほしい。