東京雑記

‐Tokyo Miscellaneous Notes‐

2020年4月『東京の住人』

どうして外にでるの⁉

2020年4月某日。

都内の町の交番の前で、白髪の女が警官に話しかけていた。

「私は、もう死ぬの、怖くないのよ」

孫ほどの年齢の若い男性の警官は、苦笑いをしながら、相手をしていた。

白いカーディガンを着ている、その女性は、マスクをとって、警官に話をはじめた。

「だって、私もうひとりだしね!」と高らかに笑う。空元気のようにも映る。

 

都内には、そんな人たちが闊歩している。 

今は、外を歩いているだけで、「わたし、馬鹿よね~、お馬鹿さんなの」とステッカーを張って歩いている状態だと私は思っている。お馬鹿さん同士がくっつくのは仕方ないが、警官は仕事である。どうして、彼女は、警官の家族のことを考えられないのだろうか。

 

私自身は、街を歩くときは、ソーシャルディスタンスを保ち、マスクをつけて、極力、何もしゃべらずに、何もふれずに、その都度消毒と手洗いを行う。非常に疲れる。 

あなたの命だけの問題ではない!

人の命に重い軽いはない。医療は誰でも救おうとする。

 

マスク外して、絡んでくる人は、

「山奥に一人で行っとけ!!!!!!」

 

このままでは、ロックダウン!

 いくつかのシナリオを描けば、導き出される結論がある。

それは2カ月のロックダウン。そして、徐々に解放をする。

『ロックダウン』をしないと完全に遮断することはできないだろう。 

 

何が起きているか? 知ることがはじまり

今、世界や国が気にしているのは、あなたの命ではなく、あなたの隣の人の命。

私の命でなく、病床の数や医師の体制。そのために、どういう行動をすればよいか。

 

答えはでている。今は、人と人との接触を8割削減することだ。それができない人たちがどういう人か、街を歩き、観察していると、妙に納得してしまう。