2年経っても変わらないことがある
2018年に「演劇・舞台における集客について考える」という記事を書きました。
要約すると、「良い作品」を作り続けることが集客につながる。ということです。
その方法を具体的に解説をつけて、売れるための道筋を記載しました。
その一つとして
<集客の前にする事>
1)戯曲を選ぶ。
2)演出や役者を選ぶ。
3)予算組をする。
4)小屋をおさえる。
5)次の作品を考える。
6)公演実施がプロモーションになる。
7)このサイクルを繰り返す。
この7つをあげました。少し長い記事ですので、斜め読みでも良いので、ぜひ読んで感想をもらえたら、と思います。
YouTubeの活用について
4Gの時代になり、スマホで動画が見られるようになり、爆発的にコンテンツも増えています。チャンネル登録者数が100万を超えるためには、バズる必要があります。
しかし、リアルイベントとSNSの相性は抜群によいのです。
100人の集客だったとしても、その100人が発信してくれたら、1000人、1万人にリーチできます。これまでは動画で見せる手段がなかったので、界隈が騒いでいる、次に来る団体かも、という兆しをSNSでキャッチするにすぎませんでした。
しかし今は、「コンテンツそのものを動画で見せることができる」のです。
これは、マネタイズの話ではありません。
例えば、120分の芝居を10分ずつ、毎日アップする。
芝居の引き画はスマホでは見にくいです。そのため、スマホ用コンテンツとして、行うには、「芝居」の解説をつけることがキーになります。
岡田斗司夫さんの受け売りですが、セルフ解説という手法をホリエモンさんが動画で話をされていましたが、岡田さんの『動画資産論』も同じで、どちらが早いか、ということだと、考え方としては、岡田さんが早いですが、それを多くの人に知らしめたのはホリエモンさんだと思います。
ホリエモンをパクれ!
セルフ解説というコンテンツは、「コンテンツ」を資産にします。
演劇でも、解説付きのパンフレットを売ります。これは売れます。同様に解説した動画をつけて流すのです。
マネタイズをどう行うか?
これは成功している方から学ぶのがよいと思います。
私は、その点では成功していないので、説得力がありません。
・YouTubeの広告収入
・ニコ生の課金収入
・動画を通じて、グッズを販売する。
まずは、この3点になるか、と思います。
そして、動画配信の際に気をつけなくてはいけないことは著作権です。
著作権について学ぶ
著作権についての有益な記事があまりないため、今度は、著作権についての記事を書きたいと思います。オリジナルで、原盤を持つことが動画配信時代には、武器になります。演奏と配信は、金額が違いすぎるのです。それは、影響力の違いでもあります。
出口をどこにするか?
最初から配信をアウトプットと考えて、コンテンツをつくると著作権を意識せざるをえません。上演はたいていの曲はジャスラックでなんとかなりますが、配信となるとジャスラックのカバーしている曲は極端に国内に限定されます。
今は、外資系のレコード会社では、テレビCMよりも動画配信CMのほうが原盤使用、利用料が高くなる傾向があるそうです。
最初から、オリジナルをつくる!
これがベストです。下手でも陳腐でも、とにかくすべてオリジナルで権利をもつものを提供する、という拘りが必要になります。権利者との調整をすべて行うという作業は発生します。これも今後、そういう権利譲渡や契約に適したプラットフォームがでてくるのではないか、と思います。
(1)最低使用料
(2)売上や配信回数に対してのマージン
(3)公開メディアの限定
(4)改変の禁止または許諾
この4点がポイントになると思います。
スキルクラウド等のクラウドワークスやnoteなどは、作品を売るコンテンツであり、権利を売るコンテンツではありません。権利を売り、回収できるプラットフォームができたら、おもしろいことになると思います。
<おすすめの一冊>