東京雑記

‐Tokyo Miscellaneous Notes‐

東京に暮らしている若者のはなし。

東京で働く。千葉に住む若者

先日、新入社員が配属された。名古屋出身で、東京にでてきたという。どこに住んでいるか、日常会話の中で訊くと市川だと言う。名古屋から東京にでてきて、千葉になぜ住むのか。会社までは1時間かからないそうだ。それにしても、若いのだから、23区に住めばいいのに。家賃も条件を落とせば、そこまで高くはないし、住めば都だ。

そこで、おっさんは、若者におっさんらしく、23区の利点を説明した。若者は「更新のタイミングで引っ越します」と答えた。あと2年も市川から通うのか。

 

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東京に住む意義

これは一例だが、上京してくる人は、東京に土地勘がないと家賃や交通の便で住むところを選ぶ。参政権では選ばないのが不思議だ。東京都に暮らしている人は、住民税を支払い、区のサービスを受けるし、都のサービスも受ける。千葉に税金を払って、東京のサービスを受けたり、知事や議員を選挙で選べないことにストレスはないのだろうか。

 

TOKYO2020はもうすぐそこにある。その時、都政へ対して口を出すには、都民になっておく必要がある。勿論、高い家賃払って、都内に住まなくてもよい。それでも、都内に住むと満員電車に乗らなくてよいし、(自転車で通える)、区内ならタクシーでも高くて5,000円で帰れる。歩いても帰れる。災害時に帰宅難民になったら、歩いて帰れる。自宅から会社まで8キロ程度。歩いても2時間で帰れる。メリットは多くある。

地方で全国系列のテレビ番組を見る

出張先のホテルで、全国ネットの情報番組を見る。大阪や福岡、名古屋はローカル情報の街ネタをやっているのだが、函館や広島や岩手等は、東京の番組をそのまま流す。「さんぽ」する番組で、中目黒をぶらり歩いていたり、自由が丘だったり、巣鴨だったり、両国だったりする。地方都市には何の関係もない街だ。画一的なTOKYOブランドが全国に浸透していく。今までの、渋谷、新宿、六本木などでなく、もっと東京ローカルな街が憧れの対象になるようだが、実際に住むと格差ばかりが目立つ街だ。

大型ショッピングモール

地方に行くと、イオンやユニクロ、大型ショッピングモールで全国どこでも同じものが手に入る。ネット通販があるから、そもそも同じものは買えるのだが、日本のどこにいても同じ文化、文化の均一化が図られてしまうと、なんだか寒々しい。

東京のメリット

東京で暮らすメリットはどこにあるのか。それはTOKYOという街にある。街のエネルギーそのものが魅力である。

 

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