東京雑記

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発達障害(ADHD、ASD)の部下

発達障害には、ASDとADHDがある。大人の発達障害は、直るのか? 同じような環境におかれた方や悩みがある方と情報をシェアできればと思う。発達障害の方の発信はあるが、発達障害の方をどう受け入れるかについて書かれた情報が少ないように思う。

これは発達障害の方と職場でどう向き合うかの考察である。

 

まず、「 もし部下が発達障害だったら (ディスカヴァー携書)」の書籍紹介に下記の記述がある。一読してほしい。

発達障害の有病率はその一種であるASDで100人に1人、ADHDで30人に1人程度と言われています。診断されていない人や疑いのあるグレーな人も含めれば、決して稀ではない相当数の存在だと言えます。発達障害の特徴がある人への対応はもはや特別な配慮ではありません。とくに、人間関係が大きく結果を左右する職場において発達障害への理解・対応は今後ますます「当たり前のマネジメント手法」となるでしょう。
 【引用元:もし部下が発達障害だったら (ディスカヴァー携書)

 

部下が発達障害の傾向があるときは、まさに覚えておくべきマネジメント手法だと感じる。

ASDとは?

ASDは”Autism Spectrum Disorder (Disability)” の略で、日本語では自閉症スペクトラムと訳します。ASDの人は、学校や職場など社会の様々な場面で人とのコミュニケーションや関わりに難しさが生じることが多くあります。また興味や関心が狭い範囲に限られやすく、独特のこだわり行動や振る舞いが見られることもあります。他にも五感などの感覚が人よりとても敏感に感じたり、逆にほとんど感じない分野がある人もいます。

(引用元:大人のASD : 発達障害とは - 株式会社Kaien

ADHDとは?

ADHDは”Attention Deficit Hyperactivity Disorder”の略で、日本語では注意欠如多動性障害と訳します。以前は注意欠陥多動性障害と訳していましたが、「欠陥」という言葉よりマイルドな「欠如」という言葉に置き換わりました。ADHDの人は注意が散漫だったり、じっとしているのが難しく衝動的に行動する傾向があります。個人によってどの特徴が強く出ているかは変わりますし、同じ人でも年齢を重ねると行動の傾向が変わったり、特徴が弱まることもあります。

(引用元:大人のADHD(注意欠如多動性障害) : 発達障害とは - 株式会社Kaien

 

発達障害という自覚は相手にない場合

本人が発達障害を自覚している場合はまだ対策ができる。自覚がない場合はどうするか。相手が目を見て話をできない。記憶ができない。忘れる。怒られる。鬱になる。外見や仕事上の付き合いでは、発達障害かどうかは、わからない。これでは、単純に「仕事ができない人」と思われる。もしかして、発達障害では? と思って、コミュニケーションの取り方を変えてみるとどうなるか。 

 

(1)コミュニケーションを直接とる。

(2)リマインドを何度もする。

(3)怒らない。叱らない。

 

自覚がない場合でも、ADHDの傾向の方に「何度言ってもわからない奴だ」と怒ることは、お互いにマイナスでしかなく、発展性はない。まずはどんな作業や仕事ができるのか。どういう伝え方をすると伝わるのか。相手に合わせて、行う必要がある。

症状の改善は、医者や家族がすることであり、職場では仕事をしてもらわなくてはならない。軽度の発達障害の場合は、社会人になってから顕在化する。学生時代は、特に問題ないことでも、社会人になるとやらなくてはならないことが多くある。そして、1年目は学習期間として、見過ごされているが、2年、3年と経つと、「おかしい?」と周囲が思うし、本人も「なぜ? できないのか?」と思うようになる。これにより、「鬱」になる人も多いのではないか。なお、「発達障害だから、仕事ができない」ということはない。職場の方も、本人も、まずはお互いに穏やかに、スムーズに仕事を進められるようにしていく。不用意に相手を責めて、症状を悪化させることは愚の骨頂と思う。職場では、もっと本人の得意を活かせる職種を任せたりすることで、症状を悪化させずに働いてもらうことができる。 

発達障害の症状に合わせて指示をする

・指示は具体的に。理由、順番も含めて指示をする。

・的確に業務完了を告げる。

 

この2点は重要である。指示待ち部下を育てないような取り組みで接すると、失敗する。具体的に指示をされたことは、指示通りに行うことができる。この時、順番や優先順位も指示しなくてはならない。希望も失望もしてはいけない。

 

「『発達障害』と言いたがる人たち」との違い

 これは簡単だ。彼らは、私は発達障害です。とは言わない。完全に否定し、むしろ仕事ができる、と思っている。快活なタイプは外見や簡単な接触ではまったく気づかない。

「なぜ、忘れてしまうのか?」

「なぜ、理解ができないのか?」

「なぜ、段取りが組めないのか?」

 

1回目、2回目では、そんなものだろう、と思う。しかし、同じことを100回やったら、どうだろうか。教え方が悪い? 人が変わっても、結果は同じだ。本人は理解をしている。整理をして、話をすると、理解をし、翌日に忘れる。

発達障害そのものが生きる上で、困難になることは、あまりない。社会適応能力の部分で、社会と差ができてしまい、「鬱」を合併する。これにより、コミュニケーション障害になる。これが起きると日常生活に支障をきたしてしまう。

 

大切なことは、相手の特性を理解し、自分の価値観を押し付けない事。そして、期待も失望もしないこと。人格的な成長や技術的な成長はするが、症状が改善することはない。自覚することが一番の解決への近道なのだが、職場ではなかなかそれを指摘することは難しい。 

 

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tokyo-bbs.hatenadiary.jp

 

 

また、発達障害の就職支援のサービスもある。 うつ病や発達障害など障害がある方の就職と定着を支援する施設【ニューロワークス】 などを活用するのもよい手だと思う。

公式サイト⇒ ニューロワークス

 

【関連書籍】 

もし部下が発達障害だったら (ディスカヴァー携書)

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発達障害 (文春新書)

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ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本

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「発達障害」と言いたがる人たち (SB新書)

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